当院は第33回 茨城建築文化賞  土木部長賞 を受賞いたしました。

 

茨城建築文化賞は、地域の周辺環境に調和し、かつ景観的および機能的に優れている県内の建築物を表彰する制度です。文化の香り高い魅力的あるまちづくりに対する意識高揚に役立っています

 

③茨城 建築文化賞 受賞
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茨城県土木部長賞【優秀賞】

変わりゆく景色がある歯科医院 山王歯科

 

オープンな空間と、

包まれた空間の二面性を両立した建築を未来につなぐ歯科医院

 

診察台から四季や時間とともに美しく移ろう景色を見下ろす

「うち」にいながらも「外」を感じることのできる歯科医院を実現した。

 

四季折々の草花が植えられた庭園と、その先の公園を望めるように幅27mの大海溝を設けた。

スタッフの異動しやすいオープンな空間と患者が穏やかな感覚を感じることができる包まれた空間の二面性の両立を図るために厚み105ミリ高さ1150ミリの集成材の梁を、「診察ユニット」を基準単位とした2.4m間隔で格子に組み、構造体がユニット緩やかに隔てる。

診察台を起こした際の先に広がる内部と外部の連続した一体感と、倒した際の視線の先にある木に囲まれた空間の半個室感覚のなかで診察を受けることのできる歯科医院とした。

 外から建物を見た際には院内に広がる木格子が浮かび上がる。これから市の中核を担う場所で、周辺に住まう人々と建築を未来につなぐ、地域に開かれた歯科医院となった。

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主催; 茨城県建築士事務所協会

協賛・後援;茨城県 ・ 茨城新聞社 ・ 茨城県建築士会

 

従来、市役所や学校・図書館・地域交流センターなどの大規模公共建築物等が受賞するのが通例であり、当院の規模(歯科クリニック)で受賞するのは極めてまれです。

現地調査 審査委員 講評
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土木部長賞/変わりゆく景色がある 歯科医院 山王歯科 

「日本一眺めの良い歯科医院を」という明確なコンセプトを持つクライアントとアイディア溢れる周到な建築家の出会いにより、歯科診療所として類稀な景観建築を公園の中に舞いふらせた作品である。幅27mのサッシレスガラスから北側に広がる大きな庭を視覚的に取り込み、あたかもその庭園の中に漂いながら受診する錯覚を受けそうな安らぎを与えるクリニックとなっている。

内部構造は基本的にはワンルームなのに 2.4mグリッドの 木格子梁で構成される逆ボックス状の天井と高さ1.7mの隔て壁により、診療ブースは半個室空間の連続となっている。

同時にその内部空間はスタッフの動線・作業効率を考えた視認性の高いワンルームにもなっており、スタッフ間で意思疎通しやすく柔軟で臨機応変な連携プレイを可能にしている。 必要医療機能に叶い、環境と一体となった提案性に溢れた快適な建築が評価された。

受賞情報を下記新聞社に掲載されました。

日本工業経済新聞

20201020-日本工業経済新聞

日刊建設新聞

20201020日刊建設新聞 

北側勾配レベル差2.7m、770坪と広大な敷地におけるプロジェクトです。

勾配を利用して大庭園を造り、それを望む北側に横27メートルの大きな開口を設けました。四季や時間とともに美しく変わりゆく眺望を見下ろせるとともに、直射日光を避け、診察に大切な安定した光を入れられるようにしています。

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レベル差2.7mの敷地。勾配地である北側に大庭園を設けることで前面の道路からの視線を適度に外す。

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開口部のガラスを隔てた内側「土間」と外側「犬走り」部分には、同じ高さになるよう砕石を敷き詰めた。

目の前に広がる広大な庭園との境界を緩やかにつなげることで、「内」にいながらも「外」を感じられるようにした。

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セミオープンの診察エリア

個々に区切られた空間を保ちながらも、繋がりをもたせた空間を確保した。セミオープンエリアを大きくとることで、スタッフ導線を確保した空間を保ち、開放的でありながらも境界を持たせることで使いやすく快適な空間を目指しました。

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無機質になりがちな医療空間にあたたかさを感じるよう

木と白を基調とした柔らかい空間設計にした。

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周辺の景観のイメージを保つため、あえて外観は無機質なガラスと黒の金属で構成。

四季折々の植物で彩られる広大な庭園がより引き立つ外観とした。

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設計 株式会社 andHAND建築設計事務所

建築設計コンセプト

(株)andHAND建築設計様より、建築的な当院の特徴をまとめていただきましたので、紹介いたします。

境界と空間のデザイン

天井は格子に組まれた木の梁を見せることで、無機質になりがちな医療空間にあたたかさを付加しました。またこの格子梁は、一区画の格子に診察ユニット1台が収まるようデザインしています。それによりセミオープンでユニットが連続した診察エリアにいながらも、診察台を倒した時に患者さんの視線の先には区切られた空間が広がり、「半個室」感覚で安心して診察を受けられるようにしました。

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格子天井の1区画に1ユニットが収まるよう配置。懐の深い木の格子梁の効果でセミオープンのエリアでありながら半個室空間を感じることができる。

ロゴマークの三角形は、「山王」の山のカタチを表し、

 

や桜川市の桜の花びらにも見えるモチーフを使って、

カタカナで"心”を表現。

 

一度、”ココロ”と読めてしまうと、それを誰かに説明したくなる、コミュニケーションを大切にした不思議なマークです。

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「認定”心理士”」の資格を持つ歯科医師が在籍していること、

安心を大切にしたリラックス無痛治療を行っていることから、

ヒトを思い、心ある治療を象徴しています。

 

カラーは、桜川市のの色を表す”安心と優しさを感じるピンク”

 

ピンクのなかでも人肌や唇、歯ぐきの色を彷彿させる色をセレクトしています。

人は無意識に「人間の体にある色」に惹かれる色彩心理が働くためです。

 

末永く、地域の皆様に親しまれるクリニック・ロゴマークになりましたら幸いです。

庭園コンセプト

自然あふれる桜川市の特性を最大限に活かした、当院のコンセプトは

 

「700坪の庭園とおもてなしに癒される歯科医院」

「四季折々の表情を魅せる700坪の庭園ビュー」と

認定心理士の資格をもつ歯科医師、スタッフの心のこもった「おもてなし」で

歯科への通院もワクワクする楽しみになりますように・・

 

 

他に例のない診察台からの絶景庭園ビューを楽しんでいただくことで、足が重くなりがちな歯科への通院もワクワクする楽しみになれば・・という願いを込めております。

四季折々の表情を魅せる庭園を楽しみに、お気軽に受診いただくことで、患者様のお口の病気の早期発見・重症化予防・お口の健康に末永く貢献していければ幸いです。

 

また、当院は、すべての患者さまにもっと楽な気持ちで治療をうけていただきたい・・・そんな願いから認定心理士の資格をもつ歯科医師(院長)が、桜川市・茨城県の歯医者で初の本格的なリラックス無痛治療に取り組んでおります。

 

「700坪の庭園とおもてなしに癒される歯科医院」という当院のコンセプトは、患者さまにリラックスできる環境づくり、リラックス無痛治療とも結びついています。

他に例のない 700坪の庭園

4歯科を受診される患者様のストレスを少しでも和らげたいという思いから、「無痛治療」に取り組む当院にふさわしい環境づくりに取り組んでいます。

その取り組みのなかの大きな柱が「700坪の庭園」。

見渡しのよい全面ガラス張りの診療台からの庭園ビュー、

特に、四季折々の草花を愛でていただき、リラックスしていただけましたら幸いです。

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