①GOOD DESIGN AWARD 受賞
当院が「グッドデザイン賞」を受賞しました。「グッドデザイン賞」 は、経済産業省によって創設された「Gマーク制度」を母体とし、長年、社会を豊かにする「よいデザイン」を顕彰し続けています。受賞すると、「日本が誇るよいデザイン」の指標として、対象に「Gマーク」をつけることが認められます。
近年の審査は厳しく歯科医院での受賞は大変珍しいのですが、贅沢な自然環境を素直に取り込んだデザインで高く評価されました。公的な第三者機関からの高評価も受け、患者様にリラックスしていただける建物・環境と自負しておりますので、ぜひご来院ください。
主催; 公益財団法人 日本デザイン振興会
後援;経済産業省/中小企業庁/日本商工会議所/日本貿易振興機構(JETRO)/NHKほか
受賞の証として使用できる「Gマーク」は、「よいデザイン」として認められたもののみが付けられるマークであり、その社会的価値は国内外に大変高く認知されています。
受賞対象名 歯科医院 [山王歯科]
事業主体名医療法人 隆仁会
分類 公共の建築・空間
受賞企業 株式会社andHAND建築設計事務所 (茨城県)
受賞番号 19G141151
受賞概要 2019年度グッドデザイン賞受賞概要
受賞対象の概要
- 概要
- 本計画は都市整備構想の地域医療再生計画に伴い、地域医療センターの隣接地に計画された。「医、職・食、住」を目指す地域開発の先駆けとなる歯科医院である。
- 入念に計算した天井は広がりを持たせながらも木の梁が作り出す「包まれたような半個室空間」を作り、その先に広がる庭園と、整備予定の約7ヘクタール規模の公園も視野に設計を行った。
- デザインのポイント
- 1.北側斜面の大開口から、庭園と、その先に将来整備される広さ7ヘクタールの公園を望む眺望を確保した。
- 2.木格子梁により、個々に区切られた半個室空間を保ちながらも、セミオープンな診療空間を実現した。
- 3.開口部の内外に砕石を敷き、外部との境界をつなぎ「内」にいながらも「外」を感じられるようにした。
- プロデューサー
- 株式会社andHAND建築設計事務所 代表取締役 飯島洋省
受賞対象の詳細
- 背景
- 新たに開発中の複合都市拠点エリア。
高低差2.7mの北側斜面の敷地、その先には、季節ごとに素晴らしい景色が期待できる広大な公園がある。
そんな場所に、施主から"日本一眺めのよい歯科医院をつくりたい”という要望を受け計画がはじまった。
歯科医院は、苦痛を伴う冷たい空間というイメージを持つことが多いが、このプロジェクトでは、自然豊かな周辺環境を取り込み、木立の中にいるようなやわらかい雰囲気とすばらしい景色を持った診療空間を実現した。
天井の木格子は、診療空間から見える景色と重なり、内部空間が外部まで広がっているような感覚をもたらす。
敷地周辺からは、ガラススクリーンの奥に木々の木立のように格子が浮びあがり、その存在はどこまでも空間が広がっていくような趣を持っている。
この空間は診療に訪れた人々にやすらぎを与える場所となるのと同時に周辺環境に潤いを与え、景色をつくり地域の人たちに親しまれている。
- 経緯とその成果
- 診察台から四季や時間とともに美しくうつろう景色を見下ろす「内」にいながらも「外」を感じることのできる歯科医院を実現した。
四季折々の草花が植えられた庭園と、その先の公園を望めるように幅27mの大開口を設けた。
スタッフの移動しやすいオープンな空間と、患者が穏やかな感覚を感じることができる包まれた空間の二面性の両立を図るため、厚み105mm、高さ1,150mmの集成材の梁を、「診察ユニット」を基準単位とした2.4m間隔で格子に組み、構造体がユニットを緩やかに隔てる。
診察台に座った際の目前に広がる内部と外部の連続した一体感と、倒した際の視線の先にある木に包まれた空間が「半個室」感覚となり、安心して診察を受けることができる歯科医院とした。
外から建物を見た際には、院内に広がる木格子が浮かびあがる。これから市の中核を担う場所で、周辺に住まう人々と建築を未来につなぐ、地域に開かれた歯科医院となった。
- 仕様
- 敷地面積:2530.12㎡、建築面積:299.88㎡、延床面積:298.17㎡、構造工法:木造軸組工法・平屋造
- どこで見られるか
- 茨城県桜川市高森1027
審査委員の評価
建築設計コンセプト
(株)andHAND建築設計様より、建築的な当院の特徴をまとめていただきましたので、紹介いたします。
境界と空間のデザイン
北側勾配レベル差2.7m、770坪と広大な敷地におけるプロジェクトです。
勾配を利用して大庭園を造り、それを望む北側に横27メートルの大きな開口を設けました。四季や時間とともに美しく変わりゆく眺望を見下ろせるとともに、直射日光を避け、診察に大切な安定した光を入れられるようにしています。
レベル差2.7mの敷地。勾配地である北側に大庭園を設けることで前面の道路からの視線を適度に外す。
天井は格子に組まれた木の梁を見せることで、無機質になりがちな医療空間にあたたかさを付加しました。またこの格子梁は、一区画の格子に診察ユニット1台が収まるようデザインしています。それによりセミオープンでユニットが連続した診察エリアにいながらも、診察台を倒した時に患者さんの視線の先には区切られた空間が広がり、「半個室」感覚で安心して診察を受けられるようにしました。
格子天井の1区画に1ユニットが収まるよう配置。懐の深い木の格子梁の効果でセミオープンのエリアでありながら半個室空間を感じることができる。
開口部のガラスを隔てた内側「土間」と外側「犬走り」部分には、同じ高さになるよう砕石を敷き詰めた。
目の前に広がる広大な庭園との境界を緩やかにつなげることで、「内」にいながらも「外」を感じられるようにした。
セミオープンの診察エリア
個々に区切られた空間を保ちながらも、繋がりをもたせた空間を確保した。セミオープンエリアを大きくとることで、スタッフ導線を確保した空間を保ち、開放的でありながらも境界を持たせることで使いやすく快適な空間を目指しました。
無機質になりがちな医療空間にあたたかさを感じるよう
木と白を基調とした柔らかい空間設計にした。
周辺の景観のイメージを保つため、あえて外観は無機質なガラスと黒の金属で構成。
四季折々の植物で彩られる広大な庭園がより引き立つ外観とした。
設計 株式会社 andHAND建築設計事務所
ロゴマークについて
ロゴマークの三角形は、「山王」の山のカタチを表し、
歯や桜川市の桜の花びらにも見えるモチーフを使って、
カタカナで"心”を表現。
一度、”ココロ”と読めてしまうと、それを誰かに説明したくなる、コミュニケーションを大切にした不思議なマークです。
「認定”心理士”」の資格を持つ歯科医師が在籍していること、
安心を大切にしたリラックス無痛治療を行っていることから、
ヒトを思い、心ある治療を象徴しています。
カラーは、桜川市の桜の色を表す”安心と優しさを感じるピンク”。
ピンクのなかでも人肌や唇、歯ぐきの色を彷彿させる色をセレクトしています。
人は無意識に「人間の体にある色」に惹かれる色彩心理が働くためです。
末永く、地域の皆様に親しまれるクリニック・ロゴマークになりましたら幸いです。
庭園コンセプト
自然あふれる桜川市の特性を最大限に活かした、当院のコンセプトは
「700坪の庭園とおもてなしに癒される歯科医院」。
「四季折々の表情を魅せる700坪の庭園ビュー」と
認定心理士の資格をもつ歯科医師、スタッフの心のこもった「おもてなし」で
歯科への通院もワクワクする楽しみになりますように・・
他に例のない診察台からの絶景庭園ビューを楽しんでいただくことで、足が重くなりがちな歯科への通院もワクワクする楽しみになれば・・という願いを込めております。
四季折々の表情を魅せる庭園を楽しみに、お気軽に受診いただくことで、患者様のお口の病気の早期発見・重症化予防・お口の健康に末永く貢献していければ幸いです。
また、当院は、すべての患者さまにもっと楽な気持ちで治療をうけていただきたい・・・そんな願いから認定心理士の資格をもつ歯科医師(院長)が、桜川市・茨城県の歯医者で初の本格的なリラックス無痛治療に取り組んでおります。
「700坪の庭園とおもてなしに癒される歯科医院」という当院のコンセプトは、患者さまにリラックスできる環境づくり、リラックス無痛治療とも結びついています。
他に例のない 700坪の庭園
4歯科を受診される患者様のストレスを少しでも和らげたいという思いから、「無痛治療」に取り組む当院にふさわしい環境づくりに取り組んでいます。
その取り組みのなかの大きな柱が「700坪の庭園」。
見渡しのよい全面ガラス張りの診療台からの庭園ビュー、
特に、四季折々の草花を愛でていただき、リラックスしていただけましたら幸いです。
お気軽にお電話ください。
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受付時間:月~土 9:00~19:00/日 9:00~17:00
診療時間:午前 9:00~12:00 午後 14:00~19:00(日曜は13:30~17:00)
休診日:祝日のみ 県西部では唯一、日曜日も診療しております