治療 期間・回数は?
相談からメンテナンスまで、診療の流れをご説明します。
最短の場合、治療期間3か月、治療回数6回でインプラント治療が終了します。
①カウンセリング
素朴な疑問など何でもご相談ください
所要時間1時間
②検査・計画
CT等の検査を行い治療計画を相談します
所要時間1時間
③一回目の手術
無痛状態でインプラントを埋入します
治療回数1回目
所要時間1本 約20分
④抜糸・仮歯調整
抜糸して仮歯を調整します
治療回数2回目
所要時間30分
手術の1週間後
⑤待機期間
骨とくっつくまで約2か月待ちます
~通院不要~
⑥2回目の手術
骨とくっついた後、キャップをつけます
治療回数3回目
所要時間30分
手術の2か月後
⑦完成
色・形を相談後、かぶせ物を装着します
治療回数4、5回目
所要時間30分
手術の3か月後
メンテナンス
定期検診をおすすめ
⑧メンテナンス
定期検診をおすすめしております
治療回数6回目
所要時間30分
定期検診へ
より詳しい治療の流れのご説明
STEP① カウンセリング
歯に関するお悩みやインプラントについての素朴な疑問など患者様一人一人のご相談に丁寧にお答えします。気兼ねなく、なんでもご相談ください。また、インプラントとブリッジ・入れ歯の違いや、再生医療の詳細、最少の費用で最大の効果を生む費用対効果の高い治療計画の概略などをお話しします。
STEP② 術前検査・治療計画の相談
最新鋭のCTを使って、患者様のあごの骨の密度や量を細かく検査します。同時に歯型を採取し、噛み合わせの状態なども検査します。また、歯周病の検査も行い、残っている歯についての評価も行います。
検査結果や、患者様の健康状態・ご予算・ご希望などをもとに、今後の治療計画をいくつか策定し、相談を重ねていきます。(CTや相談は一切無料です)
計画のポイント
○ご予算の範囲内で最大限の効果を生むために何本のインプラントをどこに入れるか?
○約2か月の待機期間中、仮歯をどのような形でご用意するか(固定式もしくは入れ歯)?
○抜歯の必要のある歯がある場合、事前に抜くか、抜いて同時にインプラント埋入するか?
○あごの骨が足りない場合、再生医療を行う必要があるか?
○全身的な病気のある場合、事前に主治医に相談する必要があるか?
○「いつまでに完成したい」など、ライフイベントで大切なタイミングがあるか?
STEP③ 一回目の手術
インプラント体をあごの骨に埋め込みます。
インプラント埋入手術は笑気鎮静と十分な局所麻酔での無痛状態の中で行います。歯ぐきを開き、骨の中にインプラントを埋め込むための穴を作り、インプラント体を埋め込み、歯ぐきを縫って閉じます。手術時間は、麻酔から縫合までを含めて一本20分位です。(抜歯・再生医療処置の有無や、インプラント本数により多少時間は変わります)
①笑気鎮静と局所麻酔で無痛状態にします
②歯ぐきを広げて、小さな穴を開けます
③インプラントを埋め込みます
④歯ぐきを縫って元に戻して終了です
STEP④ 抜糸・仮歯の調整
一回目の手術から約1~2週間後、歯ぐきを縫った糸をとります(抜糸)。
痛みはありません。また、必要に応じて仮歯の調整も同時の行い、待機期間中の日常生活に支障がないようにしていきます。
STEP⑤ 待機期間
インプラントがしっかり骨とくっつくまで待ちます。通常は2か月~4か月です。待機期間は骨の状態によって変わります。平均的に上あごで4か月、下あごで2か月です。
この期間中、特に通院の必要はありません。
■インプラントが骨とくっつく ってどういうこと? ~チタンの特性~
インプラントが骨とくっつく待機期間中、患者様は特に「何もする必要はありません」
からだが勝手にインプラントの周囲に新しい骨を作ってくれるのです。これは、インプラントの材質がチタンであることが関係しています。
ここでは、「インプラントと骨がくっつく」しくみをご説明します。
インプラントの材料であるチタンは、極めてからだになじみやすい(生体親和性が高い)材料で、骨と強固に結合して一体化するという、他の金属にはない珍しい特徴があります。インプラント治療はこの特性を利用したものです。また、チタンを用いた医療器具は歯科のみならず、整形外科や脳神経外科、心臓血管外科などでも幅広く利用されており、その安全性は確立しています。
インプラント表面を電子顕微鏡で拡大してみると、たこつぼ状に小さな穴があいていて、表面がわずかに粗くなっています。そして、チタンはからだに異物として認識されないため、新しい骨を作る細胞(骨芽細胞)がチタンの表面の細かい部分に取りついて入り込んでいき、新しい骨をつくっていきます。こうしてインプラントが新しい骨に取り込まれた状態になり、硬いものを咬んでもびくともしないほど強固に骨と一体化するのです。
患者様が「何もしない」間に、インプラントの周囲に新しい骨を作る細胞が頑張ってせっせと骨をつくってくれているのです。
ただし、からだの細胞レベルでのお話のため、やはり新しい骨を作るまでには2~4か月程度はかかるのです。
インプラントは、例えて言えば単に「木にネジをねじ込んだ」だけではなく、「新しい木がネジの周りに生えてきて一体化する」というようなイメージで、骨と一体化してからだの一部として機能するのです。
人間のからだってすごいですね!
STEP⑥ 2回目の手術
インプラントと骨がくっついてるのを 科学的に確認します
麻酔をしてから一度歯ぐきを開いて、インプラント体の頭を出し、インプラント体が骨としっかりくっついたのを確認します。
さて、骨とくっついているはどうやって確認するのでしょうか?
従来は「2ヶ月経ったから、そろそろくっついたかな?」 というように感覚的に経験をもとに判断していました。(実は現在でも、そのように判断している歯科医院が多くを占めます。)
当科では、より客観的・科学的にインプラントが骨とくっついているかを判断する共振周波数解析装置という専用の機器を導入しています。
インプラントに専用の棒をつなげて機器を近づけると、自動的にインプラント安定指数ISQ値(Implant Stability Quotient)という数値が測定されます。ISQの値は0点から100点で数値化されます。
60点以上が合格、という客観的な指標があり、これを測定することで科学的根拠に基づく安全なインプラント治療が行えます。「2ヶ月経ったから、そろそろくっついたかな?」ではなく、「2ヶ月経って、ISQ値が70を超えているからくっついている」 というように客観的に判断できます。
骨とくっついているのが確認できたら、インプラントの頭にキャップをつけて、歯ぐきの形が整うまで、約1~2週間待ちます。その際、必要に応じて仮歯を調整します。
①インプラントと骨がくっついているかを客観的に測定する機器を導入しています
②麻酔して歯ぐきを少しだけ開き、インプラントの頭出しを行い測定します
③くっついていることが確認できてから、歯ぐきの形を整えるキャップをつけます
④必要に応じて、再び仮歯を装着します。歯ぐきの形が整うまでしばらく待ちます
STEP⑦ 型どり 土台の装着 完成
キャップを外して①インプラントの型どりを行い、かぶせ物の土台をつけます。
②かぶせ物の材質や形、色の相談をご納得いくまでしっかり行います。
最終的なかぶせ物を装着して③完成となります。
①キャップを取り、かぶせ物の土台を装着します
②かぶせ物の材質・色・形を十分相談します
③最終的なかぶせ物を装着して完成です
④お疲れ様でした!これで何でも食べれます!
STEP⑧ メンテナンス
インプラントを装着後、インプラントのメンテナンスについてお話させていただき、まずは一緒に歯間ブラシやフロスを用いてのメンテナンスをやってみます。
そして、装着1週間後に来院いただき、使用してみての感想を伺います。そこで必要に応じて、形の修正やかみ合わせの調整を行うことあります。また、メンテナンスについてチェックさせていただき、必要なアドバイスを行います。 その後は、約4か月おきにクリーニングと定期健診を行っていきます。
お気軽にお電話ください。
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